裏飯

アウトプット練習

私の嫌いな探偵は嫌いじゃない

といいつつ嫌いな所もあるけれど、嫌いになりきれないのは何故だろうなあ。
しかし狙いすぎた台詞回し・脚本は、リアリティを多大に犠牲にしているように感じる。展開のスピーディさをひっぱるリアリティは退屈だけど、まったく無視されても戸惑う。なんだか好き!と大声で言いたくない。乗りたくない悪ノリ。
でも、ミステリ自体が、どことなくリアリティとは対極にあるファンタジーのような扱いだからか、あからさまに、僕でも感じられるリアリティ欠如を見せつけられても、許容してしまうのは、問題はリアリティではないのだろうな。
「天魔さんがゆく」で、ベタで荒い感じの脚本を、川口春奈がすごく上手くこなしていて、一気に好きになったので、剛力彩芽AUのCMみたいなぬるい奴じゃなくて、こういう逃げ場のない役で、どんどん新しい一面を見せてほしい。楽しみ。