裏飯

アウトプット練習

文投げ部ガタリ①

http://d.hatena.ne.jp/yarukimedesu/20120122/1327206213

を受けて。


文投げ部(http://throw.g.hatena.ne.jp/)というはてなグループをつくり、「だって、思いついたから」というブログを始めたのは2006年。最初のエントリーは4月6日になっている。ほぼ6年が経過していることになる。


当時は、はてなのファック文芸部が盛り上がっていたように思う。僕はインターネットを、調べものをしたり、エロ画像を探すという真っ当な使い方しかしてなかったので、何がWebのトレンドだったのかよくわからない。
でも、ブログという文化が間違いなく、トレンドの一つだったのだろう。ファック文芸部や、そのほかの創作小説のブログは、とてもクールで面白く、僕はそれにあこがれた。でも、ファック文芸部に入るのは気がひけて、自分ひとりのグループを作った。それが文投げ部だ。


何が自分に書けるかわからなかったし、何も書けなければ、黙って消えるだけだと思っていた。保険に保険をかけ、ブログ名にも保険を書けた。僕の性格が良く出ている。


ともかく、僕は、はてなの国の一城の主になった。ここから、始める。誰も見てくれなくても、ここに僕の何かを吐き出していく。というロマン溢れる若さと青さがあった。今でもある。ずいぶん、こじらせてしまったな。


書いていくにつれ、とてもこのブログは自分に合ってると思うようになった。
僕の中にあって、人に話したりできないような、説明してわかるようなものでないものを、小説っぽい形でアウトプットすることができたからだ。このブログがなければ、それは一生僕の頭の中にしかなかっただろうし、いずれ消えていくだけだったろう。
誰が見てくれるわけでもないけど、誰かがいずれ見てくれるかもしれないところに出力できたというだけで十分だった。